ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)
無限の住人をまったりと長期連載しつつも、他でちょこちょこと短編をものしている沙村さんの短編風味の続き物。
元々むげにんもユーモアセンスがあるから長期連載出来たのであり、
お引越しやシスタージェエレーターでも確かにあると確信できたユーモアの部分、つまりギャグ主体となっております。
またネタの多いこと。1コマにもなんか入れないと不安でたまらない神経症でも患ってるのかと思うほどネタ三昧。
だから読むのに意外と時間かかります。あとで何度も読み返すので、更に時間かかります。お得な一冊です。
ネタはオタクネタというよりもサブカルネタ。今の若い人にはわからないかもですが、
その昔、オタク以外にもサブカルという別層があり、漫画マニアは意外と両端に別れていたり
別れていなかったり、いがみあったりなんだり、でも結局同じ穴のむじなだったり
色々あったのです。
「ネタはわからなくてもいい」という発明もその昔に発明されたものであり、
わからなくても面白い、わかったほうがより面白い、というギャグ漫画特有の技術も、
おそらく沙村さんの年齢あたり、あるいはそれ以上の世代の人にはツーカーであって、
ある意味でアラフォー以上の人が楽しむためにあるような漫画なのでした。
もう一つ。沙村さんの特徴というか売りである文学的叙情ももちろんあります。
そしてもう一つの売りであるお兄ちゃん大好きの女キャラももちろんいます。
更にアナザーワンな売りである苦悶な表情の少女の姿ももちろんあります。
要は沙村さんの持てる要素を結集した決め球です。
全力で放ってくれてるので是非打ちましょう
竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)
東京の端っこで繰り広げられる、割とアウトローな人々の非日常な日常。
沙村広明作品はハルシオン・ランチから入った俄(にわか)ファンですが、
絵的にも内容的にも問題なく楽しめました。
癖があるのに生っぽいキャラクター達の一挙一動に笑わせられます。
ラブコメということで、コメディ部分だけではなくラブの部分も充実していて、
嗚呼こういう青春時代を過ごしてみたかったなぁ、と胸キュンする場面も。
繰り返し読んでも楽しめてしまうスルメ本です。
無限の住人 第一巻 初回限定版 [DVD]
率直に言わせてもらうと、可もなく不可もなく・・といった所でしょうか。
昔原作を読んでいたが、正直つまらなくなって売ってしまったが、決して悪い内容ではなかった。
半不死身で様々な武器を使い敵を討ち倒していく、血まみれ泥まみれのかっこよさとでも言うんでしょうか・・?
悪くなかったが、いまひとつ入り込めなかった・・。
アニメの方も見ていて面白かったのだが、いまひとつ乗り切れていないとゆうか・・?
殺陣のシーンも躍動感があまり感じられず、個人的見解としてはおしい作りだと思う。
面白いが、一回見れば十分とゆうのがこの巻の印象です。
もうちょっと見所が欲しかったかな。
次項の巻で派手な殺陣のシーンなど見所が増やせたらいい評価がでると思う。
『無限の住人』DVD BOX(初回限定生産) [DVD]
原作で言えば ほんの5巻くらいまでですよね
中途半端な終わり方です
あと 原作をいろいろといじくってるので
キャラによっては印象が変わる人もいますね
とりあえずは及第点だとは思いますが
物足りないですね
無限の住人 オリジナルサウンドトラック
このCDが発売された当時、「無限の住人」はAT-Xでしか 放送されていなかったので、映像を見ずに、『大谷幸さんの音楽だから』 という理由だけで購入しました。
率直な感想は、『大谷幸さん、また何かやっているなぁ〜』という感じ。
枕草子の愛華さんの(雄叫び)のような(呻き声)のような 1曲目「諸行無常」から始まった時には、どうなるものかと思いました。
ようやく4曲目にして、ピアニスト大谷幸さんの 音を聴いた感じでした。
解説を読むと、 「自分の才能の新しい構築」これが、自分に課したテーマだ。 とあります。
その後、地上波放映で「無限の住人」を観た処、『カッコ良ければ何でもあり』の沙村広明の「ネオ時代劇」の世界観にピッタリ、音楽がハマっているのに感動しました。
新しい大谷幸さんの 才能の開花を 聴ける一枚です。