アロハ萌え (講談社文庫)
[「通」な方がお読みになると、ばかばかしいと感じることがありますのでご注意ください]
という帯に爆笑し、思わず買ってしまいましたが、
大当たりでした。
この作者の作品はいろいろ読んできましたが、
これが一番だと思いました。
「ハワイ好き」の気持ちを表したエッセイはなかなかないと思います。
近々にハワイに行くことにしました☆
小説 僕の初恋をキミに捧ぐ (小学館文庫)
久しぶりに本を読んで泣きました
最初は少女マンガな内容だなと思いましたが、読みすすめていくうちにページをめくる手が止まらなくなってしまいました
そしてタクマの命の短さと、お互いを想い合う気持ちがとてもあたたかくて苦しくて切なくて、いつの間にかそんな気持ち忘れてたなぁと思いました
生きたいと願うタクマと生きて欲しいと願うマユの2人がまぶしかったです
リアルに考えるとありえない内容ですが、思わず涙を流すことが多かったです
心だけでも少女のように若くなったような気がしました
息抜きには読みやすいと思います
私も2時間弱で読み終わりました
小説 さくら前線 ~君だけの天使になる~
私かかねがねこの作者の作品については生きた愛を描いているとレビューしてきましたが、今回は死が大きなテーマである。
あまりにも狭いコミュニティで次々に起こるトラブルがあまりにも現実離れしているという意見もあるかもしれない。
しかし、それも、日常的な感情の動きも事件だと考えれば、さもあるかもしれない。
結局根底には登場人物の若さからは想像できない深い愛情がある。純粋であるが故におこるすれ違いや、進まない部分。
天使という立場で見える現実や逆にそれゆえのもどかしさがいっそう物語りに彩りを添えている。
ここには紛れもない生きた愛の証があるといえるのだろう。今回も名作です。
原発と祈り 価値観再生道場
日本社会に向け、なにかと発言の多い大学教授・精神科医・作家による鼎談。
キーワードで言えば、内田樹の「呪い」(『呪いの時代』)、
名越康文の「今、ここ」(『心がフッと軽くなる瞬間の心理学』)
本書で語られている橋口いくよの「原発への祈り」が
寄り添いながら、日本人の心のモンダイとして、見事に融合している。
私は内田・名越両氏の著作に多く目を通しているので想像はついたが、
原発事故で被害に遭われた方へ祈る、という意味ではないので
タイトルだけ読んで購入すると、ちょっと肩すかしを喰うかもしれない。
非常に頭の良い方々の、知的な鼎談ではあるものの、
良い意味でも悪い意味でも、昨今言われる「科学的ではない」発言多し。
これも他の著作を読んでいれば腑に落ちるだろうが、
本書だけで語り合われていることの背景まで理解するのは
難しいかもしれない。しかし、知的な刺激に満ちた良書である。
結婚できない男
・いやはや、このドラマの主人公には参ったものだが、こんな独身男はすぐ側にも居そうである。
・小生とて独身が続いていたら、こんな独身男が理想である。
・一人ステーキor焼き肉、窓を開けてのクラッシック大音響、かと思えば、健康オタクで牛乳、青汁パック4本を欠かさない。
・ドラマではあの犬が凄い演技をして面白い。
・本書はこのドラマの原作である。
・少子高齢化時代にふさわしい本である。
・一昔前だと、『赤頭巾ちゃん気をつけて』か『何となくクリスタル』に値するヒット作である(誠に古くて失礼)。
・要するに、こんな本を読んでいた時代のパパさんたちが早帰りして、このドラマ見ていることを発見しました。
・くすくす笑いが止まらないドラマでした。そんな方は本書も必読ですよ。