ドラマCD「デビルサマナー葛葉ライドウ対隻眼化神」前編
このドラマCDはすでに発売された葛葉ライドウシリーズの2作品の後のお話です。キャラクター描写については基本的に「ゲームをプレイして知っている」ことが前提であり、ライドウの口数の少なさや鳴海の表面上の軽さの中にある熱い心などはプレイした方なら納得できる表現になっています。ただ、ゲームを知らない方がいきなり聞くことは稀とは言え、彼らの魅力が理解できるかといわれると少々厳しいかもしれません。
少なくとも声優さんの演技力は非常に高く、ゲームでのキャラクターを壊すことはありませんので満足のいくものでした。
ストーリーとしては新たな事件を調査する話で、人情話もあり、ところどころ悪魔(しかも出演仲魔もGood)召喚して、戦うシーンがあるため内容は濃いので楽しめるかと。
前編ということもあり前フリ的な感じで次に続く形になるので、少々物足りなさ感は残りましたが後編をお楽しみということで、納得しています。
ライドウファンはぜひ買いだと思います。ライドウ役の杉田さんが某アニメの饒舌さとは異なり寡黙な役をやられていますので、その辺も聴きどころかも…。
ドラマCD「デビルサマナー葛葉ライドウ対隻眼化神」後編
前編もでしたけど、キャラのイメージを崩さないように丁寧に仕上げられた作品だなあと思います。
配役もぴったり。
コミカルなやり取りをきいていると普段のライドウたちの姿が鮮やかに思い浮かべられてニヤリとしますし、話の盛り上がりの所では慣れ親しんだBGMと演技者さんの迫真の演技のおかげですっかり展開に魅入られてしまいました。
あとこれはわざとなのか…いまいち汲めないんですけど。
多分何か引っかかりを感じたとしたら、それは正しいので勘に従ってみてください。でもたまたま気付いた私はびっくりしちゃったかな。単純だけど危うく見過ごすとこだったので。
とりあえず探偵社の二人と一匹のやりとりを眺めていたら退屈しないんでしようね〜
TYPE-MOON (タイプムーン) エース 2008年 06月号 [雑誌]
型月づくしのこの雑誌は、脳みそからっぽにしてTYPE-MOONを楽しむためだけのものです。
カラーイラストづくしの特集記事、新作情報記事で雑誌の1/3は占められます。
罠と分かっていても、これだけ宣伝されると欲しくなる不思議。
魔法使いの夜とか楽しみすぎる。
月姫のリメイク版の予約開始はマダー?
それにしてもセイバーさんはかわいいけど、やはり桜が一番かわいい。
かわいいけど今回も出番あまり無し。
けれども、片隅に幼女時代の桜のイラストを発見。
これは桜ファンにとってはたまりません。
桜はいらない子とかいった人は死刑。
それとこのスクールカレンダーがかなりいい。
4月はほとんど飾る期間ないけど、4月の桜かわいすぎ。
これだけカラー+付録が充実して780円は結構安く感じます。
対決3 中田譲治VS麦人
今をときめく人気声優中田さんと声優界の重鎮麦人さんが、あの戦国の名将・上杉謙信と武田信玄を熱く渋く演じていらっしゃいます。(中田さんは某ゲームでも上杉謙信を演じていらっしゃいますね)
この時代の歴史が苦手な方だといまいち雰囲気が分かりずらいかもしれませんが、それでも戦国に生きる二人の漢たちの熱い想いやかっこ良さがちゃんと伝わってきます。宿敵同士の二人が、まだ、互いの素性側が分からない時に惹かれあい、惚れあう。聴いていて、本当に胸が熱くなってきました。これは買いですよ。とくに中田さん麦人さんファンならなおさらです。あと、おまけのメッセージ集はかなりいいです!!
ダイナソー【日本語吹替版】 [VHS]
ディズニーのアニメは好きではない。何よりわざとらしい動物の人間臭さが鬱陶しい。だからこの映画もわけあって仕方なく見たのだが、予想外に楽しめた。
一つには、CGを駆使した画面の迫力。主要キャラクターは多少漫画風だが、後の景色などはリアルなものとして構成され、それが原初の自然を再生するのだからこれはいい。ある程度は前もってわかっているわけだが、ここまでとは思わなかった。特に主人公アラダーの卵が流れていくと同時に展開される大自然。なかでも川から滝へ、そこから海へというあたり。背景のもとになっているのは、南米やハワイででもあろうか。また、隕石が落ちてきての津波やらの大騒ぎもいい。
もう一つは何といってもストーリー。猿に育てられることになった恐竜が、隕石にやられてさすらうようになり、出会った別の恐竜の群れとともに命の大地なるまだちゃんとした土地を目指す、というのは大した話ではないが、そこにある命をかける真剣さが話を単純だが力強いものにしているし、単純な力強さがきびきびしたいいテンポを生んでいる。さらにいうなら既に知られている恐竜の滅びの運命も物語を引き締めているだろう。『ライオンキング』などは、アフリカの自然がいささか新鮮味を失っている上に、話が見え見えで緊迫感がないし、また恋愛描写などいかにもだらだらしていてうんざりした。こちらは話の展開が具体的には読めないのがいい。何を語るかという筋の絞り込みもよかったのだろう。