クラシック・ベスト200
以前、ベスト・クラシック100を購入した際、
物足りなさを感じていました。
もっと、100に優先されるべき曲が合ったのではないかと・・。
今回の200は、200曲もあるのでそれぞれの配分時間は短いですが
名曲のいいとこ取りですばらしいです。
「この曲聴いたことあったけど、曲名がわからなかったんだよなぁ」
という曲が多くあり、気に入った曲は個別にCDを購入しました。
一度は耳にしたことがあるような曲が満載ですので、
クラシック初心者の方や、とりあえず名曲をそろえたいという方には
ぜひオススメ!!
一曲の再生時間が短かく、次々に曲が変わるのも
初心者の方には飽きなくて良いかもしれません!
買って、間違いなく損はないと思います。
100曲クラシック=ベストが10枚3000円=
演奏家はナクソスの演奏家なので、確かに一般的にはあまり有名ではありませんが、演奏の水準はどれも高いものです。また、フェイドイン・フェイドアウトがないこと、全てデジタル録音で音質もばらつきがない点が、東芝等のものより優れていると思います。エイベックスですがCCCDでなくちゃんとしたCDですので安心してください。
どうしてもカラヤン等の有名な人の演奏で聞きたい(有名な人の演奏が必ずしも良い演奏とは限りませんが)というのならともかく、6枚に無理やり100曲押し込んでフェイドイン・フェイドアウトがあるものを聞くより、10枚にそれぞれの楽曲が高水準の演奏できちんと全部入っているほうが良いと思います。
特にクラシック初心者の方は、さわりだけのより、きちんと全部入っているこちらを選ぶべきです。ベテランの人へも、もちろんこちらをお薦めします。
愛の喜び、ウィーン奇想曲、中国の太鼓 ~クライスラー名曲集
友人が結婚したり転職したり、おめでたい出来事があったとき、わたしはたいていこのCDをプレゼントとして贈る。おそらく、通算すると15枚くらい買って配ったと思う。いつ贈っても喜ばれるから贈り物として非常に重宝している。
この録音が取られたのは今から40年以上も前の1963年なのに、古さを全く感じさせない演奏となっている。おそらく腕の良い録音技師が担当したのだろうが、録音状態が非常によく、真横でシェリングが弾いているんじゃないかと思うくらい臨場感溢れる録音となっている。
シェリングの演奏には遠近感がある。強い音と弱い音、大きな音と小さな音。知らず知らずのうちに近くに迫ってきたり、急に遠くへ行ってしまったり。波が寄せては引いていく動きに似ている。
すごい自然にやってのけているけれども、これは簡単にはできないことだと思う。
ベスト・オブ・ベスト バロック名曲[全84曲]
バロック音楽を聴くようになって35年以上になります。ほとんどの曲がダブることを承知で買ったのですが、同じ曲でも演奏家によって表情を大きく変えるのがクラシック音楽の楽しみであり、言葉は悪いですがある種の「博打」でもあります。延原武春さん、豊田耕児さん、松本美和子さんといった日本の演奏家が聴けるのが、このCDを選んだ最大の理由ですが、今度の「博打」は当たりました。馴染み深い曲にもう一度触れたいと思う方、またバロック音楽にあまり親しみを感じていなかった方、どちらにもお勧めです。松本美和子さんが歌うヘンデルのアリア(オンブラ・マイ・フ、私を泣かせてください:間宮芳夫編曲)は見事だと感じました。皆さんが持つ音楽への「思い入れ」に応えてくれるアルバムだと思います。
パッヘルベルのカノン/イ・ムジチ~バロック名曲集
やはり、このCDもカラヤンと比較されて、どっちがいいのでしょう、という
質問が出てきそうですが、私は、イ・ムジチをお勧めします。カラヤンの
演奏は、ベルリンフィルとの蜜月時代の50才代の頃の演奏は評価出来るのですが、
何というか、少し華やかな指揮ぶりの演奏で、バロックや室内楽では、イ・ムジチ
の方がベターなような気がします。ここに収録されている曲は、目をつぶって
じっくり聴くと心に響いてくるような曲なので、華やかな演奏はマッチしません。
カラヤンの指揮で、この手の作品でいいと思うのはメタモルフォーゼンです。
この曲は例外的にいいですが、バロックはイ・ムジチに敵わないでしょう。