土間の四十八滝 (ハルキ文庫)
「現代詩手帳」に掲載されていた「オッソブーコのおハイソ女郎」という詩が妙に心に残っていて、ずーっと、「詩集が出たら買おう」と思っていました。下手な小説を買うより、ずっと衝撃度は高いと思います。この人の紡ぐアウトロー的コトバの世界に、ノックアウトされちゃいます。普段、詩なんか読まない、という人にオススメの一冊です。
13 世界で一番やさしい木造詳細図 (エクスナレッジムック 世界で一番やさしい建築シリーズ 13)
内容が古いです。30年前(81年改正前)の内容です。
古典的なものを載せてくれるのは別段構わないのですが、いまどきフーチングのない布基礎とか、ホールダウン金物が無い、筋交いが無いなど、現行基準に沿っていないものばかり載せているのはどういう神経なのかと疑いたくなります。
「世界で一番やさしい」とありますが、胴縁とかチリ决りとか、専門用語が何の説明も無く出てくるので、概念の分っていない初心者には非常に不親切です。
それとイラストが下手。角度がおかしいので見ていて気持ち悪くなります。
そもそも技術的な書籍にわざわざ手書きイラスト風の絵を載せる意義があるのでしょうか。