東京S黄尾探偵団 史上最大の作戦(後編) (東京S黄尾探偵団シリーズ) (コバルト文庫)
前作で明らかになったじいさんの追い求める謎。今回けりがつきます!!ここまで来るのはとても永く、読み終えたときに一から思い返してみると心から湧き出てくるものがあります。
ここまで来ると「この巻だけで楽しめます」とは言えませんが、読みやすいので一から一気に読むのもお勧めです。
CHAGE AND ASKA LIVE DVD BOX 3
「史上最大の作戦」「ASIAN TOUR TAIPEI(SUPER BEST3)」の頃のCHAGE and ASKAは本当にカッコイイ。歌唱力は言うまでもなく、豪華なセットに様々な仕掛けもあり、ライブバージョンの編曲もいいし、何より2人が楽しく踊って歌う姿が最高で、そうそう、これがチャゲアスのライブだったと懐かしさで胸がいっぱいになりました。
オープニングムービー、エンディングムービーを含めた全曲収録というのがまた嬉しい限りです。
特に、台北でのSAY YESの大合唱は、今見ても感動的です。
ちょっとお値段が高いですが、値段以上の価値があります。ファンなら必見。特に、当時のチャゲアスを知らないというファンの人たちに、是非見て欲しいです。とにかく、CHAGE and ASKAはこんなにすごかったんだということを、一人でも多くの人に知ってもらいたいという気持ちでいっぱいです。
史上最大の作戦 (アルティメット・エディション) [DVD]
「トラトラトラ!」と並んでこちらも傑作です。
娯楽映画というよりはドキュメント風で、
同じノルマンディー上陸作戦を描いた「プライベート・ライアン」も
とてもいい映画ですが、こちらも引けを取りません。
CGの技術がまったくなかった時代にここまでの迫力と臨場感を実現した、
当時の制作陣に賞賛の拍手を送りたい。
往年のスターがこれでもかというほど贅沢に出演しているので、
そのあたりも注目です。
若かりしショーン・コネリーもチョイ役で出演しています。
橋 [DVD]
ドイツの映画で第二次世界大戦を描いたものには、大戦敗戦国であるからこその良い意味で自虐的な作品が多い。なんでもかんでも“愛国”を謳うエンタティメントばかりのハリウッド映画とは次元が違う。
なかでもヨゼフ・フィルスマイアーの「スターリングラード」とかウォルフガング・ペーターゼンの「Uボート」は有名だが、この「橋」も低予算(恐らく)の小品ながら、なかなかの名作なのである。僕は正直、店頭でこのDVDを目にするまで、この映画の存在すら知らなかった。
ドイツ敗北直前のドイツの小さな村。放課後には半ズボン姿で遊ぶ少年たち(日本の高校低学年くらい?)が突然、戦争にかり出される。少年たちは幼いながらも愛国心に燃え、村の入り口にある小さな橋の守りを言い渡される。大人たちは、恐らくは敵がやってこないだろうと思われる橋の守りを命じたのだ。
少年たちはダブダブの戦闘服に身を包み、橋の上で夜を徹して敵を待つ。そこへ前線から逃走してきたドイツ兵たちがやってくる。ドイツ兵たちは少年たちを全く無視するように橋を渡って逃げて行く。戸惑う少年たち・・・一体何があったのだろう? そこへ・・・アメリカ軍の小隊がやってくる。
少年たちが見たこともない異国の戦車を待ち構えるシーン・・・戦車のキャタピラの音だけが不気味に聞こえるが、なかなか姿を現さない。このシチュエーションは、スピルバーグの「プライベート・ライアン」でタイガー戦車を待つシーンにそっくりだ。スピルバーグは、この映画に感銘を受け、そのままパクってしまったのだろう。このシーンの恐怖感はなかなかのものだ。
姿を現わした戦車は小さなM4シャーマンに見せたハリボテ(原形の戦車はなんだか不明)3台で、本来なら笑えるほど怖くないはずなのにハリボテが異様に大きく見えるのと、それを操るアメリカ兵がなかなか姿を見せないので妙な恐怖感に襲われるのだ。
ハリボテは下手をすればロバートアルドリッチの「攻撃」のように作品を台無しにしてしまう可能性があるが、この作品では許される範囲である。ちなみにパンツァー・ファウストやシュマイザーやグロスフスMG42などの小火器も登場。
アメリカ兵の英語もなんだか妙で、アメリカ兵さえもハリボテのような気がする。特にアメリカ兵のひとりが撃たれて「ギャーギャー」わめきながら自分のはらわたを押さえてカメラに向かってくるシーンはどうしようもない。
全体的に深刻な作品を成立させるための「無理やり感」が漂うのだが、1959年の映画だと思えば、我慢できる。
とにかく、ドイツ戦争映画の傑作だということは間違いない。