げんしけん2 第3巻 [DVD]
第5話は本当に腐女子向けです!
原作とは違って、荻上の妄想を完全アニメ化!
これ、いいの?、と思いながら見ていましたが、楽しめました。
個人的には、美化しない方がよかったです。
でも、結局CPは逆なんですけどね。
私も荻上と趣味合いません…。
……と、まぁこんな感じで私的にはGJです!
げんしけん2 第5巻 [DVD]
第9話は原作よりも深く掘り下げた笹原の就活模様を描いている。面接時に心にもないありきたりなマニュアル回答をした他の学生を鼻で笑った笹原、その時の事を面接官に指摘され口ごもり答えられなかった。嘘をついて他人に良く見られようと取り繕う事に疑問を抱きつつ、では自分はどうなんだ? 自分はどうしたいんだ? と自問自答を繰り返す。その迷いを見透かされたかのように志望企業から落とされる日々が続く。私生活では周りの友達が次々に進路を決め、ほのかに想いを寄せる女の子には遠回しに付き合えないと言われてしまう。そしてそれを振りきるかの様に自分のありのままの姿を面接にぶつけようとする。自分が考えている事や今までやってきた事を素直に面接官に伝える、しかし冷たく的確に否定されてしまう。結局それは誰にも求められてはいなかった、笹原のオナニー以外の何物でもなかったのだ。土砂降りの雨の日に真っ暗な部屋でエロゲーを黙々とやり続ける笹原、イヤホンの中ににあえぎ声が鳴り響く。次第に好きな女の子を思い浮かべオナニーをする。そこで場面が変わりEDが悲しく流れる。一人の不器用で実直な青年のモラトリアムを静かに激しく、そしてどうしようもない惨めさと虚しさと焦燥感を描いたこの話は原作よりも残酷でリアルだ。