サイン・オブ・ザ・ウィナー
1stも後作のDust To dust,Virusも聴いたけどHEAVENLYはこれが最高!
1stはやはりダラダラ感があったが、3rd、4thは逆にしっかりし過ぎな感じがある。
ここまでベタな展開を詰め込んでいる作品はなかなか無いです。
ツインギターでツボをつくフレーズ満載且つ、キラキラキーボードでファンタジックな雰囲気を醸し出しています。
加えてベンジャミンのヘナチョコVo.がいいスパイスになってHEAVENLYサウンドを生み出しており、
彼の絶妙(奇妙?)なシャウトで幕を開けるDESTINYから始まるこのアルバムは彼らの最高傑作。
heavenly
前作「ティアラ」の幻想的な世界感を残しながら、ポップな音も入れてきた今回の作品。いい意味で沢山の音がつまっていて過渡期ならではのおもしろさがある様に感じる。一曲目から昂揚感があり、次にくるのはシングルになっているアップテンポな「ビビットカラー」。その後はhydeの世界感のつまった音楽、4曲目の「ガラス玉」では本当に溶けてしまいそうになってゆく様な・・・と
みずみずしく透明感のあふれる音楽が最初からつまっていて最後まであきさせない。個人的には「静かの海で」で幻想的にゆったりとしめくくってもいいのでは?と、思ったものだが、そこはラルク。遊び心というか、素直には終わらせないというか、当時からラルクの精神が出ているんだなぁと、実感させられる。そんなにやっとしてしまう部分もあるが、本当に一曲一曲に聴き所が満載で、気づくとあっというまに時間が過ぎてしまう。それでも何度でも聴き返したくなる一枚です。
ヘブンリーシンフォニー F-1 1993 【メガドライブ】
川井ちゃん監修というだけあって昔のF1の匂いを感じる作品。
当時は予選中ピットにいると横切って行くマシンに感動したものですw
疑似3Dで立体交差等背景の力の入れようも最高!!
ヘヴンリィ・パンク:アダージョ
本当に凄い。
ぐわっときて、ぐぐっときて、
鳥肌たって、涙がでます。
こんなにいい音楽に出会えるなんて、人生ってすばらしいと思った。
そして、この作品を世に作り出してくれた七尾旅人に、尊敬と感謝でいっぱいです
Heavenly Sword ~ヘブンリーソード~
いや、実に驚きました。
こんなに上質なゲームがあったとは。PS3のソフトの中でも最高の作品のひとつです。
◆体験版(ナリコ編、カイ編)が今でもダウンロード出来ますが、私は体験版ををやってみて、最近まで、以下の理由から、つまらないと思っていました。
・ナリコ編・・・大勢の敵を相手にボタン連打のコンボ技で爽快に倒せる、のではなく、攻撃は敵にほとんどガードされ、また途中で攻撃されてコンボが途切れ、あげくにタコ殴りにされる ⇒ ストレスがたまる。
・カイ編・・・・矢を発射したあと、矢の視点になって自分が飛びながらSIXAXISで方向を操作 ⇒ 狙ったつもりが、飛び過ぎたり、届かなかったり、全く当たらない ⇒ ストレスがたまる。
◆ところが、、私はこのゲームの楽しみ方を全然分かっていませんでした。
このゲーム、実は、ナリコの直接戦闘は、「カウンターによる美しい剣技を出す」ためにあるといっても良いくらい、カウンターが重要です。
というのも、相手の攻撃は(種類によりますが)ほとんど、こちらが何も入力しない場合はオートガードできることに加え、相手の攻撃は必ず事前に青・オレンジ・赤に光るため、タイミングが読めます。
⇒ つまり、このゲームは、こちらから攻撃するのではなくて、敢えて相手に攻撃させ、それに合わせてカウンターを出す、という戦闘方式なのです。
カウンターが成功したときには、カッコいいモーションで大ダメージの攻撃を出せ、あれだけガードが硬かった敵を一瞬で倒します。
さらにジャストタイミングでのカウンターでは、リアルタイムレンダリングのムービーのアップ画面で敵を様々な格好良い技で倒します。
この繰り返しができるようになってからは、大勢の敵に囲まれつつも、一人ひとりカウンターで(異なる倒し方で)バッサバッサと切り捨てることが出来るようになり、体験版もほぼノーダメージであっという間にクリアできるようになっていました。
最近よくある、「ボタン連打してたら、いつの間にか敵を大勢倒していた」、というゲームよりも、本ゲームのように、「大勢の敵に囲まれ攻撃されて、ああやられた、と思った次の瞬間、格好良く敵を全員倒していた」、というほうが何倍も爽快です。
またカイ編の矢の操作も、そもそも一人称視点であることを思い出し、常にターゲットが画面の中央に来るように操作すれば命中する、ということが分かってからは、百発百中とは行きませんが、相当難しい遠距離の敵にも当てることが出来るようになりました。
そういった、慣れれば爽快に戦える戦闘システムが、操作していて本当に気持ちよく、プロ格闘家のモーションアクター達による、関節技や剣技など、多彩なモーションを取り込んだ戦闘シーンのおかげで実にリアルで格好良いものに仕上がっています。
◆それとこのゲームの特質として、ストーリー部分のムービーの質の高さが上げられます。
ベテランの舞台俳優さんの顔や体じゅうに一杯センサーを付けて動き・表情を細かく取り込み、CGキャラクターに演技をさせています。
最近は、他のゲームでも同様の手法でのモーションサンプリングによるCGムービー作りは多く見られますが、本作品のムービーは、舞台俳優を中心とした俳優さんの演技がむちゃくちゃ上手です。
敵のボス(ボハン)は、ロード・オブ・ザ・リングのアンディ・サーキスが演じていますが、特に表情などの感情表現がちょっと凄いレベルです。このまま映画にしても良いかも知れません。是非多くの方に見てもらいたいです。
ちなみに日本語吹き替えのレベルも高いです。
主人公ナリコは甲斐田裕子さんが演じていますが、非常にマッチしており、また感情がよく伝わってきて渾身の演技と思いました。
◆やりこみ要素としては、ゲームを進めることによって、メイキング映像や特別アニメ2編(ゲームの背景の物語)など貴重なムービーやアートワーク多数が、アンロックされて行きます。
◆難易度はちょうどよい感じで、上記に書いた通り、カウンター戦闘と、矢や大砲の弾などの操作(オブジェクト視点操作と言うらしい)を覚えれば、雑魚敵には苦労しないでしょうし、4人居るボスはそれぞれ異なる戦い方が求められるので、それを考える楽しみもあります。
買ってからクリアするまで、大きくつまずいた点はありませんでしたし、少し考えれば対策も分かるので、とにかく爽快な戦闘と重厚なストーリーとキャラクターの演技を楽しむ、というこのゲーム最大の楽しみの障害にはなりませんでした。
◆開発会社は、英国ケンブリッジのソフト会社「ニンジャセオリー」。
「エンスレイブド」や、最近では「Dmc デビルメイクライ」の開発で有名です。
そんなニンジャセオリーが、PS3向けに初めて製作した大作ゲームが、このヘブンリーソードです。
このゲームは、欧州を中心に評価が高く、実際、世界で150万本も売れたのですが、上記のように相当手をかけて作りこんだせいか、製作コストが高すぎて利益が出なかったらしく、続編の開発は中止となったそうです。
何とかして続編出してくれないですかね…。。