電験三種突破演習 (なるほどナットク!)
理論しか確認出来ていないのですが、同出版社から発行されている「完全マスターシリーズ」の総集編という感じでした。
解説が省略されており、理解出来なかった問題がいくつもあったのですが、「完マス」に全部説明がありました。問題も同じものが使われているのが多い。
私は電気書院の「これだけシリーズ」でこの問題集に挑んだのですが、理論だけは立ちゆかず、「完マス・理論」を購入した次第です。
簡単な総合参考書で学習した人が仕上げ用の問題集として有効だと感じます。
電力会社のおしごと
電力会社は「仕事の百貨店」と言われている。
決して、ヤマダ電機やユニクロのような専門店の
集合体ではない。
その意味がよく理解できる本である。
この本を通じて、例えばお客さまが今お使いの電力が
どのような設備と社員によって届けられているか、を
多視点で捉えることができる。
安定的な電力供給は当然のこと、そこを達成するために
会社には様々な仕事が存在しそれが有機的につながって
実現・維持されている現実。そこも見えてくる。
そして、今、低炭素化社会、安心安全な社会づくりという
新たな課題を電力会社は世の中から期待されている。
これにどう組織的に対応していくべきか。
つまり、どう人と技術を育て、デザインしていくべきか。
その課題と将来像も見えてくる本ともいえよう。
主に、電力会社を志望する学生の方、もしくは入社数年目
以内の若手社員は読んでおいて損はない。
長期的な仕事のキャリアに悩む中堅社員も基本に立ち返って
再読することをお薦めする。