水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)
二十万を超える官軍との激戦でじわじわと追い詰められていた梁山泊軍が一発逆転の北京大名府占領により官軍を撤退へと追い込むという、まさに薄氷を踏むような勝利。
読んでいてもあっけにとられるような早業で、真夜中まで読み続けてしまいました。
巻の後半では、まさかの扈三娘と王英の結婚というおまけもついて、読み応え満点です。
幻想水滸伝V Play Station2 the Best
1の9年前の話ですので、1に出てきたキャラも数名登場しますが、データコンバートなどはないので、知っていれば楽しいよ、くらいです。
4の話も出てきます。主人公は女性が王になるファレナ国に生まれた美しい王子です。お供キャラは部下の美少女リオン(かなり好き嫌いが分かれるキャラクターかと)。
絵柄が綺麗ということもあってか、どのキャラも大抵美形でいい女・いい男。
特にメインキャラクター達は美形揃い。もっと草臥れたオヤジやらおよそ可愛くない女の子とか、多種多様にメインにいてもよかった気がします。
さらにどこの層を狙ってなのか、萌え系キャラが異様に多かったです。スタイル抜群お姉さま、お兄ちゃん子なわらわ喋りの妹、どこまでも尽します暗い過去を持つ健気系自己犠牲系美少女、飄々としてつかみ所のないけど芯の強い美少女…など女王国なだけあって王子の周りはものすごく王子の為に命かける美少女だらけです。
前作の4ではとても孤独な主人公だったのでギャップがすごい。
しかし、敵方が「敵ながらあっぱれ」と思うところが一切なく、いまいちパっとしません。
基本的に王族貴族の内輪もめストーリーなので、主人公(王子)の周りの騎士や貴族以外の仲間の印象が非常に薄いです。
個人的にシリーズはじめて108人の名前も顔も覚えきれない作品でした。
もっと脇にも力を入れてくれよ…と。
最終的にこの作品を好きになるかはおそらく、お供キャラの「リオン」が好きか嫌いか、騎士の中に好きなキャラが出来るか出来ないかでかなり変わってくるかと思います。
操作性やシステムはやはりだいぶ改善されており、
システムも原点回帰ということか、1&2を意識して作られているようで、6人パーティーのターン制の戦闘です。そして3のスキル制も取り入れてあります。3の時は強くなりきったキャラクターはどんどんスキルが溜まって余ってしまうもったいない状態でしたが、5ではそれを手数料分引かれるものの、他のキャラクターにまわすことができる仕様になりました。これで弱いキャラクターのスキルポイントを上げるのにも便利に。
ゲームとしての評価はそこそこ良くて、ゲーム性は面白いですが、
プレイしていて不快に感じる味方キャラクターの数々や
えらく小規模というか王族貴族の内輪モメに一般人を巻き込むストーリーというか、
ストーリーやキャラクターにあんまり魅力を感じませんでした。
★はあくまでゲーム性に。
幻想水滸伝 ボーカルコレクション~彼方の星 ECHOS OF LOVE~
音楽に質は変わり無く、とても素晴らしいものだと思います。歌手についてはいろいろあるようですが、多少気になるくらいなので、問題ないと思います。
ただ、個人的に「?」がついたのが、『見果てぬ夢』の歌詞です。外伝での歌詞を知っていただけに、少しイメージが違うな、と思いました。前の歌詞の通りに…とは言いませんが、あまりにもかけ離れ過ぎて…。
『月夜のテーマ』『Currents-Op.theme』も私としては、前の曲の方が好きです。(これは個人的意見です)
なにはともあれ、そんなにも悪くは無いので、お金に余裕のある方は買ってみてはいかがでしょうか?
幻想水滸伝IIIオリジナルサウンドトラック
ゲームをして気に入れば必ずサントラを買ってしまいます。(映画も同様)
例にもれず3サントラも購入。
相変わらず、曲という曲はすべて収録されていて、これはいらないだろうというものまで入っているのが楽しい。
曲順もストーリーの流れにそっていますので、色々思い出せます。
3のお話に拒否反応のない人は、ラスト「箒星の行方」にたどり着く頃に、大きな感動を味わうことができるでしょう。
サントラというよりは記録CDのような・・・・。
お気に入りの曲以外は、実はそんなに聞いていません。
このゲームをプレイした記念として、大切に取っておきたい1枚です。
幻想水滸伝III キャラクターガイド
本誌の内容は、キャラクター紹介・設定画・ゲーム誌の表紙等に使われた石川氏の美麗イラストなどが掲載されています。
全キャラクター分の「探偵調査報告」や「目安箱の手紙」も載っていて、ゲーム中で全て見た、という方はほとんど居ないと思われるので、これは必見!!
あと、ファンの方には嬉しい(?)全キャラの身長が掲載されています。
不満点を述べるとすると、表紙が描きおろしでは無い事と開発者のインタビューが無かった事ですね。
しかしゲームでは明かされなかった設定なども掲載されているので、ファンの方は買いだと思います!!