デモクラシーの帝国―アメリカ・戦争・現代世界 (岩波新書)
なるほどアメリカとはこういう国なのか。
「デモクラシー」は国境を越え、他国を染め上げる。「デモクラシー」を広めようとすれば、他国を支配することになる。王の支配する「帝国」を崩したはずの「デモクラシー」が、新たな王となり「帝国」を築く。この矛盾、皮肉。
この本は、「デモクラシー」の持つ、今まで語られなかった闇に光を当て、未だ解決しない問題がそこに横たわっていることを教えてくれる。
ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~
東京都で民間人初の公立中学校長に就任し、「世の中科」を実践している藤原和博氏の章を3回続けて読んだ。
そうだったのか。
戦後の「成長社会」から正解がひとつではない「成熟社会」に移行し、ネットワーク脳と、他人との関係性の中で役割を演じながら学ぶ「ナナメの関係」が大切になること。
小中学生の時重要なのは、集中力とバランス感覚を育てることで、テレビと携帯を制限すること。
技術と経験の積み重ねの無い夢などしょせん「幻想」と言い切り、夢を探す前に「クレジットを高めるため」勉強することで自由度を高めることが重要なこと。
高校受験を控えた子どもを持つ親にとって、非常に有益な助言だった。
しかし、実社会を知ったからこの助言を切実に必要としたのであり、まだ経験の無い子どもに読ませても、いまいちピンとは来なかったらしい。
一読して納得する16歳はきっと少数で、親が対話を通して、時間をかけて伝えて行く必要があるのだろう。
REIDEEN (ライディーン) Vol.1 [DVD]
第一話、第二話では導入のための説明は最小ですので、情報不足に不満を覚えるかもしれません。シナリオ構成は結構良く出来ています。スローなスタートですが、第一話から主人公はライディーンを操縦します。
3Dのメカアクションは違和感があり重量感を出すためかスローです。2Dの背景に3Dなのでしょうがないかもしれませんが、成功していません。
2巻以降に期待して★★★★です。