b-side you~B-SIDE COLLECTION~
歌手活動5年目にしてシングルCD13枚
途中からファンになった人がアルバムを集めても
カップリング曲はアルバムに収録されていないものばかり
しかし、今から手に入れるには難しいシングルもある
ということで作ったのがこのCD
「切ない笑顔」から「赤い華」の13枚に
カップリングとして収録された曲ばかりを集めた1枚
時期によって、声があまりに変わっているので
曲とは別に楽しめます
P.S. 評価の点が高くないのは、私がすべてシングルを持っていたからです
きりこについて (角川文庫)
私はここのところ、「世の中って、結局男のためにあるんじゃない?そんなのってバカらしいしやるせない。」と思っていました。
そうしたら、この本が、心の凸凹に、ピタッと、優しくはまり、癒し、励ましてくれました。
この本は、日本にはびこる、メディアが国民に植え付けた価値観に違和感を感じて悩む人達を、安心させ、勇気づけてくれる素敵な本だと思います。
「本当に大切なこと」ってさ…やっぱ、こうじゃなきゃね!
この本のサブテーマは、「人間の醜い心」なんじゃないかと思います。
私も、度々ハッとさせられました。
定期的に読み返したいです。
また、幼少期、そして思春期の子供達の心理を非常にリアルに書いていると思いました。
物心がついたばかりの子供達の、ポーッとした感じとか、大人から見たらおかしな、彼ら特有の秩序ってありますよね。
「こういうの、わかるなぁ〜。」って思いながら読みました。
それから、日本の中学・高校を支配するスクールカースト。
非常にリアルに書かれていて、私の中学・高校時代の周囲の状況とぴったり当てはまり、驚きました。
評価を★4つにしたのは、ところどころ「ええ話」にし過ぎかな、と感じたり、「少し未熟な部分があるな」と思ったためですが、それを補って余りあるほど、素晴らしい部分がたくさんありますので、興味を持たれた方は、ぜひ読んでみて下さい。
野ブタ。をプロデュース DVD-BOX
「野ブタ〜」を見ていてふと思ったのだが、あまり「母親」という存在が強調されていないように感じた。世の中はだいたいが「仕事で家庭をないがしろにする父親」的な印象を強く押し出してしまう。特に最近のドラマはこの影響を受けているものが多い。しかし「野ブタ〜」は父親の存在がとても元気である、見ていてこれはとても気持ちが良かった。なんとなく「男の子」中心の視点で描かれているので、変に「恋愛」や「愛情」を謳わなくても清々しさとヤンチャなテイストが物語に溢れているような気がする。母親が必要ないというワケではないが、母性を感じさせる部分を野ブタは十分に持っていると思う。彼女の修二と彰を見つめる眼差しは本当に温かい。
登場人物のほとんどに言えることは、愛情表現がとにかく下手である。修二にしても彰にしても野ブタにしても、不器用極まりないほど愛情表現が下手である。だからこのドラマには「計算」がない。皆が本音で喋り不器用な自分をさらけ出しているので、無理に盛り上げるシーンを挿入しなくても彼らが思っていることを理解できる気にさせてくれるのだ。
これほど「こいつらはきっと幸せに生きていくんだろうな」と感じさせるドラマも珍しいと思う。それは安っぽい幸せではなくて、苦しい部分も受け入れることを含めての幸せである。思い出に執着することなく、不器用だけど確かな愛情を糧にして歩んでいく三人の姿を見るとこう思わずにはいられないのである。
しずく (光文社文庫)
西加奈子の作品すべて読みましたがこれが断トツ1番よかったです。
とくに大きな事件が起こるわけではないけど本当心温まる作品でした。『木蓮』は傑作の一言です。この作者は作品がどんどん成熟されてきてると思う。