アルバム「TOXIC」の持つ中毒性を存分に引き出したライブだったと思う。
シングル3曲がなくても損なわれないボリュームは、
まさにthe GazettEのライブの質の高さを見せつけている。
今回は演出面でもクオリティが高かった。
メンバーが描く曲のイメージを表した映像・演出がオーディエンスを魅了し、
一度入ったら抜け出せないような異空間を作り出していた。まさに「中毒」にさせられた。
アンコールの「関東土下座組合」がない、というレビューもあるが、
それはメンバーが最初から収録しないつもりだったとコメントしているので納得。
一皮も二皮も剥けたthe GazettEの実力を堪能出来るDVDであることは間違いない。
the GazettE 麗 & 葵 GUITAR BOOK (シンコー・ミュージックMOOK)
スコア以外に、麗と葵の今までのガゼットの軌跡に対するインタビューがあります。これはこれでファンなら読んでみたいものだと思います。 あと、縦長の小さいポスターが入っていますが、それは期待しなくていいです。肝心のスコアですが、おそらく麗と葵の監修なのでどのスコアよりも正確なものだと思います。なので、本家のギターを忠実に再現できると思います。(ガゼットのスコアは全体的に本人監修と聞きますが(汗))ギターを弾くガゼットファンにオススメの一品です。
TOUR11-12 VENOMOUS CELL FINALE OMEGA LIVE AT 01.14 YOKOHAMA ARENA [DVD]
画質、音質はとても良かったと思います。
ですが、内容の方はMCと土下座がカットされていてとても残念に思いました。
良かったLIVEだけに余計もったいない。良くゆえばMCが無い分ダレずに見れるといったところでしょうかね。
TRACES BEST OF 2005-2009
the GazettEがキングレコード→ソニーレコードへ移籍した際にリリースされたベスト盤です。
収録されている曲は「reila」〜「BEFOR I DECAY」までのシングルに、
「NIL」〜「DIM」までのアルバムリード曲が1曲ずつ収録されており、全12曲収録されています。
選曲自体は無難な感じのチョイスで代表曲もしっかり収録されており、the GazettE初心者にはもってこいのアルバムかもしれません。
また、移籍後にリリースされたシングル「SHIVER」〜「PLEDGE」は収録されていないので物足りないと
感じる方もいるかもしれません。
ちなみに「reila」、「BEFOR I DECAY」は初のアルバム収録になっています。
TOUR11-12 VENOMOUS CELL FINALE OMEGA LIVE AT 01.14 YOKOHAMA ARENA(初回生産限定盤) [DVD]
ガゼット史上最狂のアルバムTOXICを引っ提げ行われたツアーファイナル横浜アリーナ公演を収録。アルバムをベースにしつつもSHIVERやPLEDGEといったヒット曲を外し攻撃的なヘヴィチューンを随所に散りばめた構成。演奏とシンクロするかの様に目まぐるしく変化するスクリーンと照明は圧巻だが、シンプルな演出が際立ったUNTITLEDではそれまでの熱狂ぶりが嘘の様にファンは沈黙し暗闇に響く音に耳を傾けていた。時には挑発的な言葉で、時には独裁者の如くステッキを振りかざしファンを扇動するRUKI。テクニカルなプレーでファンを魅了する麗。華麗なアクションとアコギが冴え渡った葵。ドスの効いたコーラスとベースで周りをノセるREITA。超人的なドラムフレーズを難なくこなす戒。5年前とは見違える程逞しく成長した5人の姿がそこにはあった。冒頭メンバーの動きが見づらい箇所があるがライブが進むにつれ改善されていたし、値段も定価よりかなり安くドキュメントだけで同等の値段がするバンドもいるので特に問題ないかと。インタビューや他の特典映像があれば尚良かったが。