ダブル (双葉文庫)
今読み終えたところ。今年読んだミステリーの中では一番よかった。世の中の女性って、こんな風に考えているのか?女性ってこうなのか?でもあえりそう。桐野夏生みたいな世界。会社のかわいい女の子もそうなのかなあ?永井するみって初めて読んだけど、おもしろい。
ソナタの夜
7編の中では「ミルクティ」が好きです。
若い頃の恋と、年を経ての不倫の対比が鮮やか。
相手の男が魅力的に描写されていて、切ないラストでした。
ただ、7編の雰囲気が似たり寄ったりで、もう少し
意外性が欲しかったです。
欲しい (集英社文庫)
派遣会社を経営する美貌の女性社長と、一流企業の取締役の不倫。よくある都会小説の設定だ。しかし出張ホストのテルがからんで、トレンディーな面白さが出てくる。更に面白半分のネカマに翻弄される出会い系サイトが、勘違いからのストーキングを引き起こす。
この辺の心理劇がぐんぐん面白い。事件をはさんで、後始末のようなエピソードで、徐々に小説が収束するかに見えた。終盤の種明かしは意外な方向に進んで更に面白い。現代の格差(意識)社会をうまく使って、そんなこともあるかもしれないと思わせる。
ラストで小さな真実が闇に葬られていくさまは、物語に深みを与えている。サスペンスあり、トリックあり、たくみな心理描写ありのエンタテイメントだ。
レッド・マスカラの秋 (ミステリーYA!)
高校生、凪が活躍するシリーズ第1作目『カカオ80%の夏』を読んで、永井するみさんのファンになりました♪まさか続編が出るとは思ってなかったので、嬉しい限りです(^^) 今回もとっても楽しく読みました!読み終えるのが勿体無かった、、。凪のクールだけど女の子らしい一面が垣間見える性格が好きです。謎解きはもちろん、マスターと凪がどうなるのか今後の展開も非常楽しみです☆早くも次回作が待ち遠しいなぁ♪
天使などいない (光文社文庫)
永井するみさんは初めて読んだのですが、心理描写が上手くてかなりハマりました!
先が気になって仕方ない作品ばかりだったので短編集で良かったです(笑)
とにかく、どのストーリーにも
「いるいる こういう人」「あるある こういう事」という要素が入っていて面白かったです!
また1人好きな女流作家さんが出来ました!
・・・と思ったのですが亡くなられているとか。。。 残念です。。。
まだまだ未読の作品があるので、それを集めて行きたいと思います。