左近の桜 (角川文庫)
綺麗に描写されたイメージを楽しむ物語の様で、ストーリーはほとんど無いです。
「少年アリス」の日本版と言おうか。
長野まゆみの美意識についていけない(例えば少年の肌に入れ墨、に美を感じない)読者にとってはちょっと辛い。
ユーモレスク、東京少年、天然理科少年、白昼堂々、新学期、紺極まる、となりの姉妹、この辺の作品は大好きなんですが…
よろづ春夏冬(あきない)中 (文春文庫)
長野まゆみの短編集。
それも彼女の短編によくあるファンタジー調のものではなく、主人公の少し不思議な恋愛模様が描かれています。
どのお話もとてもストイックなのに、一方で主人公の一途な気持ちがよく出ていました。
個人的には「海辺の休日」が切なくてよかったです。
少年アリス (河出文庫)
この本を読むなら月の綺麗な夜に、窓を開けて読むことをオススメします。この本を読むと、この本の持つ摩訶不思議さに、なにか起こりそうな気がします。小さな子供の心の中にある、なにか綺麗なもののような輝きがこの本にはあります。輝く鉱石や、星や、卵、それらにはいったい何が詰まっているのか、その答えすべてがこの本にはあります。世界はリアルなものばかりではなくて、この本のように不思議な世界もどこかに隠れているのではないかなぁと思わせてくれる、希望や夢に溢れた本です。小さなレディやお若いジェントルマンをはじめ、是非とも大きくなられた素敵なレディやジェントルマンにも読んでいただきたい夢の本です。アリスと蜜蜂の優しい友情に、是非和んでください。
VIEWTIFUL JOE Vol.1 [DVD]
ゲームが原作のアニメです。ゲームがおもしろかった人はオリジナルキャラ
に戸惑いを感じるかもしれませんが、あのゲームをアニメにすればこういう風
になるでしょう。人によっては好き嫌いがあるかもしれませんが、私は最高のアニメだと思います。