Blues Masters-Very Best of
テキサスのブルース権化、ライトニンのベスト盤は数多くありますが、本CDはその中でもポイントの高い一枚だ。デビュー作の1曲目(1947)から1961年の録音が収められている。R&Bチャート六位まで上がったHello Centralや有名なMojo Handは勿論、ハーモニカのサニー・テリーとの共演や他ではあまり聴けないシングル曲なども含まれてて正に「初心者からマニアまで」の好内容である。まだまだあと何十というお宝名演を残しているライトニングだが、ベスト盤としてはなかなかの編集といえる、さすがRHINO社。因みにラストのBaby Don`t You Tear My Clothはジェイムス・コットンの最新作(2004)のタイトル曲で、ボビー・ラッシュがボーカルを取っていました。
Lightnin & The Blues: The Herald Sessions
ダーティ・ライトニンの極めつけと言われる54年Herald録音は、CDではジャケットが最悪の(紳士と貴婦人のシルエットに茶色や緑の模様)Collectablesのものがあったが、2000年に出されたUKのEmber盤は全26曲の大充実の内容で、ジャケットは並だが、中身は最強の凄いものだった。
このBuddha盤は、ジャケはなかなかカッコイイけど、Ember盤より曲がズッと少ない(怒涛の「Hopkin's Sky Hop」が未収録)。それでも今一番容易に入手出来そうなHerald録音集なのでお薦めだ。ベースとギターを従え、エレキ弾きまくりハードなブギとドロドロ・スロー・ブルース。有名な「Mojo Hand」など、たしかに名演で聴き易くあるが、この迫力を知ってしまうとちょっとヌルイ。最も
エグいライトニンを聴きたければこれですな。
レコード・コレクターズ増刊 ブルース・ギター バトル・オブ・ザ・マスターズ
この本はいい!黒人より白人のブルースマンに詳しい私は常日頃からエリック・クラプトンより紙一重だがピーター・グリーンの方が上だと言う持論をもっていたのだ、その理由はクリームのデビュー作でのクラプトンよりピーターが参加した時期のブレイカーズでのプレイの方が素晴らしいと思うからなのだ! この本の著者はブリティッシュブルースのギタリストのNo.1にピーターを上げているから好感が持てる…これって勇気がいるんじゃない?でもこの時期ならホントにピーターの方が僅少差ながら上なんです。そこを分かってくれている著者だから他の話も信憑性があるし信じてCDを買えるってもんです…あっぱれ!
超秘蔵パフォーマンス1960-1979 [DVD]
“ブラックスネイクは手を掲げ、月に向かって厳かに叫んだ。彼とギターはひとつだった。揺れ動き、声を上げる。「綺麗な月じゃねえか 木々の間から月光が射していて」” 〜ブックレットより抜粋〜
足首に鎖の足枷痕がある?との逸話もあるライトニン、不気味とも言える独特のオーラを発散しております。
まさに超秘蔵の映像から生のBluesを受信してはいかが?
ライトニン・ホプキンスのブルース人生 [DVD]
戦後のカントリーブルースの代表格であるライトニン・ホプキンズがテレビの画面上で動いてくれるだけでうれしい。泥臭く無骨なライトニンの魅力が満載です。
だいたい「ブルース人生」というタイトルがいいじゃないですか! 一見、センスのないタイトルに思えるが、音楽としてのブルースだけではなく、生き方としてのブルース。見習いたい。