聖なる怪物たち (幻冬舎文庫)
だましているのは、誰なのか?
だまされているのは、誰なのか?
この子どもは、誰のものか?
この帯の言葉に惹かれて手に取りました。
医療ミステリとしても読み応えはありました。
それに加えて、医療従事者・教育者の倫理観、何を持って「母」とし「子」とするか。
いろいろと考えられる一冊でした。
瞬(またたき)
主人公の泉美、そして真希子の気持ちが読んでいる自分も辛くなっちゃうくらい
伝わってきました。自分にも記憶にない過去があるんじゃないか?と考えてしまいました。
女性の皆様!是非この『瞬』を読むべきです!!
そして最後・・・・・気持ちが軽くなったというか、ホッとした?なんとも言えない
爽やかな気分になりました。
でも泣きすぎて目が腫れちゃう恐れがあるので、明日お休みの方におススメします。
シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン「聖なる怪物たち」 [DVD]
ギエムとカーンが それぞれを語りながら、『舞い』ながら舞台が進む。
二人が、からだをあわせて、動きをあわせた時、...
二人の人間ではない まったく新しい生き物が現れる。
人間の2倍の関節と2倍の筋肉を持ち、二つの頭を持つ生き物。
一方の「動き」をじゃますることなく、途切れさせることもなく、
もう一方の「動き」が呼応した時、観る者の目にはこのように映る。
これを じっくり観せてくれる。
...いったい、ライブの舞台では、どんな世界が広がっているのだろう。
舞台が進行する中で、
「EMERVEILLE(エメルヴェイエ)を感じ続けていたい」と、ギエムが語る。
初めて何かに出会った時に 目を奪われて、心を奪われてしまうような...
う〜ん...「感動」でも、「興奮」でも、「驚き」でもない、もっともっと
強い感情。 それが、『EMERVEILLE』だと、ギエムが語る。
『EMERVEILLE』とはどういうものかを、言葉で伝えようとするが、
カーンには なかなか伝わらない。
...ふたりは、最後の『舞い』に入っていく。
結局、
『EMERVEILLE(エメルヴェイエ)』とは、どういうものか?...、ですか。
このDVDを観ていて感じること...湧いてくる感情。
それが、きっと 『EMERVEILLE』 です。
聖なる怪物たち
飛び込み出産で生まれた赤ちゃんを取り巻く医療ミステリーです.半分くらい読んだところでネタは読めたと思ったのですが,最後まで謎解きが続き,もうひと展開ありました.しかしながら,その鍵となるのが一般人はおそらく誰も知らないであろうことだったのはちょっと頂けません.読者は「なるほどそうだったのか」という展開を期待するわけですが,「へー,そうなの」的展開です.
とは言え,適度に頭を使う構成になっていますので,読んでいて飽きることはないでしょう.
テレビとは設定が少し違うようですので,テレビを見た方も是非どうぞ.