テオ・アンゲロプロス全集 DVD-BOX III (霧の中の風景/蜂の旅人/アレクサンダー大王)
ともかく出てくれただけで奇跡。 いや、何故これだけ色々なDVDがあってアンゲロプロスだけ出ないのかと身をよじっていたものとしてはまさしく僥倖。 一時はあきらめかけて中古LDボックスをオークションで手に入れようとまで考えた(プレーヤーも一緒に)が、止めておいてよかった。今は全てが感謝で満ち溢れている。ちなみに収録作品は「旅芸人の記録」「1936年の日々」「狩人」の3作品。
ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)
ちょっと待ってよ!!
へファイスティオンの解釈がそれ????
いや!だめだろそれ!!!!
日本的に言ったら、義経と弁慶と言うか、信長と池田恒興と言うか・・・むしろ家康と本田正信?
・・・それは駄目だって!それはありえないだろ!
いやもう!面白いよ!
ただ、どう転がすつもりだよ!わけわかんないよ!先読めないよ!
ネタバレになるから言えないが、アレクサンドロスの生涯を知っている人には、それは有り得ない展開。
あー!!もう!!どうするんだよ!!!
・・・でも、岩明氏の過去の実績を知っているから星は5つにせざるを得ない・・・
『裏切られた!』『わけわからん!』
そう思った時こそ、次が抜群に面白いんだよなあ、この作家は。
アレクサンドロス大王東征記〈上〉―付インド誌 (岩波文庫)
現在のところ文庫版で読める最も充実した『アレクサンドロス東征記』と言えます。
ただし、近年の西洋古典関係翻訳書の傾向として母音の長短を省略する点は、いささか感心しません。「本書が書かれたのがローマ時代だから不必要だ」などというのは、まったくの詭弁でしかあり得ません。もしも、その論法が通用するのならば、本作に記されている「ヘパイスティオン」とか「カッリステネス」etc.といった人名表記も、ローマ帝政期の発音に則して書き改めなくてはならない、ということになってしまいましょう。前四世紀の出来事をアッティケー方言で再現している原著者への敬意を表する為にも、可能な限り古典期の発音で書き表して頂きたいものです。
往年の高津・呉両氏が活躍されていた頃が懐かしく感じられます。
アレクサンダー大王―未完の世界帝国 (「知の再発見」双書)
漫画「ヒストリエ」があまりに面白かったのですが、続きが出るのは相当先、しかしアレキサンダー関係への興味は尽きないので、ネット以外でも少し調べてみたくなって読みました。
やはりこの本もアレキサンダーの2面性のような部分と広大な領土を支配し、そしてなお先を望んだ男として描かれています。ただ、アレキサンダーだけに中心をおいて、その周りの人々に対する記述が後半にまとまられていてもう少し時系列に表してくれたらもっとよかったのではないか?と思いました。ただ、後半の記述が多くなる部分(前半はカラーページで絵画や石碑などかなりの数が収められていて良かったです)はとても面白かったです。やはり周辺の人物について、もっと知りたくさせます。
やはりもう少し原典をあたるべきなのでしょうか?それでも、この本もとても面白く、アレキサンダーの足跡を辿るのにとても役立ちました。欲を言えば、少々本そのものが小さいので、もっと大きな本でも良かったのではないか?と思いました、せっかくのカラーページですし。
漫画「ヒストリエ」に興味があった方、もしくは歴史に興味のある方、また、アレキサンダーに関する美術に興味のある方にオススメ致します。
アレクサンダー戦記 第1巻 [DVD]
世界帝国を目指したアレクサンダー大王の一代記のアニメ。
キャラクターの絵柄がアメコミ調で引いている人もいると思いますが
アニメで動くとこれが無茶苦茶カッコイイ!!
(往年のタツノコキャラを彷彿とさせます)
アレクサンダーとその仲間、ライバルのペルシャ国王も皆個性的で魅力的です。
キャスティングが渋く画面を消して目を閉じて聞いているだけでもいい。
音楽もスゴイです。
そして都市や異国の風景、建物のデザインが凄まじい。
未来都市風のアレンジなのにちゃんとアテネやインドしているのは驚愕!!
呪われた子供として忌み嫌われた男アレクサンダーが
父を斬り、そして世界を目指していく間に起こる様々な相克。
愛と友情と忠誠と、その別れと苦しみの果てに彼が見たものとは!?
アニメファンタジー戦記ものとしては最高傑作だと思います。
是非この隠れた傑作をご覧になってください!!