17歳のカルテ コレクターズ・エディション [DVD]
自殺未遂をした主人公が、精神病院に入院させられます。
内容は重いのですが、見ていても、見終わってもいやな気分にはなりません。
思春期の女の子の闇の映画でしょうか
17歳のカルテ ― コレクターズ・エディション [DVD]
これは秀作ドラマです。派手なアクションや特撮ものの映画が多い昨今、むしろ新鮮な感じがします。ご機嫌なナンバーに乗せて淡々と進むストーリー、たっぷり二時間、考えさせられるものがあります。W・ライダーのハイティーンは見た目に少し無理があるかもしれませんが、若者の焦燥感を無難に演じています。
ということで、星3つと評価しました。なかなか興味深い作品でした。
ただ・・・自殺未遂をしたヒロインが精神病院に入院させられて2年余りも退院させてもらえないというのは恐い話です。私はもちろん精神科医でもなんでもありませんが、作品を見た限りでは、この物語のヒロインに異常性は感じません。国が違うといろいろ事情も違うのでしょうが、この点には、やはり恐さを感じます。
偉大なる作曲家たちのカルテ―40人の作曲家のライフスタイル・病気・死因と作品との関連
この本の著者は、医者としての経験から、クラシック音楽を代表する作曲家たちの病歴や死因について分析しています。
特に興味を引かれたのは、チャイコフスキーの「突然死」にまつわる謎についてとか、ドニゼッティーやスメタナのように、如何に梅毒で命を落とした作曲家が多かったのかとか、ワグナーは性格上、心筋梗塞で突然死したことは必然的なことであった、とか言うふうなことでしょうか。
医者を志す人で、クラシック音楽をこよなく愛する人に、この本はお勧め致したいと考えます。
Girl, Interrupted(映画『17歳のカルテ』原作)
映画『17歳のカルテ』の原作本で、ノンフィクションの自伝です。
私は映画を先に観てから原作本を読みましたが、映画の方が背景描写や著者の苦悩について理解しやすかったと思います。ただ、こちらの原作本には映画ではあまり触れられなかった著者の入院生活の中で知り合った人たちについて書かれています。映画を観た後にこちらを読むと「あ!あの人はこういう悩みを抱えていたんだ!!」とかが分かってより考えさせられると思います。
本の節目ごとに著者が取り寄せたカルテや入院記録などが載っています。カルテや入院記録の公開を求めれば、たとえ精神科でも公開をするところが”権利”を主張する国、アメリカらしいなと思いました。
思春期病棟の少女たち
映画が先か原作本が先か。映画化された作品にはこんな質問が良くあるだろう。原作のほうがいい。映画のほうがいい。 私は映画が先だった。アンジェリーナ・ジョリーのカリスマ的な演技が輝くステキな作品。 この作品は映画から知った人も本から知った人もどちらも納得して楽しめると思う。
どちらが先ではなくて、いつ、この作品に触れるかが、重要になってくるのではないだろうか?主演をつとめ、プロデュースもしたウィノナ・ライダーもこの本を読んだとき、「もっと早くこの本に出会っていたら・・・」とコメントしていた。