ぬらりひょんの孫 17 (ジャンプコミックス)
京都の一件から一年後の決戦まで、散発する事件ばかりのインターバルが続くかと思いきやそんなこともなく、妙に色艶のある敵が偶然起こったかに思えた事件にちらと顔を出しては消えていく、そんな展開にと突入。それにはまたもや二代目様が昔したことが関わっているらしく、リクオが父の偉大過ぎるその輝かしき威光を乗り越えるのはなかなかに大変そうです……。
今巻ではゆらと鳥居がヒロインとお色気担当として、相当頑張っておりました。着替えを兄に覗かれたり、温泉に入ったり、電車でスカートの中の視界ギリギリを攻めてみたり――。恐怖と女性の色香は似たものセットもの、どちらも見たいようなしかし直視は躊躇われるとそんな意味合いで。しかしカナは出番的にヒロインとしての立ち位置の危機なんじゃないかと、ホント読んでいて心配になります。
竜二の学生生活が拝めたり、黒田坊の過去が事件に絡んできたり、リクオが三代目としてその度量を見せたり――。見所多く全編興味深く、そして何より面白く。また二代目の過去が展開される様子の次巻、待ち遠しいです。
ぬらりひょんの孫 300ピース 奴良リクオ 300-376
夜のリクオだけのジグソーパズルは大いにOKです!もっともっと違うポーズの夜のリクオオンリーのバージョンをたくさん出して欲しいです(>_<)
夜のリクオと三人娘(カナ、雪女、ゆらのアイドル風+狼?の式紙)のジグソーパズルを出して欲しいです。
夜のリクオの周りに昼のリクオ、カナ、雪女(洋服)、ゆら(巫女)、ぬらりひょんの人形が囲んでいるジグソーパズルを作って欲しいです。
ぬらりひょんの孫 15 (ジャンプコミックス)
今回の話は「え?そこで続くの!?」ってところで区切りです。単行本派の人には次巻が気になりすぎる引きのはず。
少年漫画らしい逆転、成長、連携バトルの連続です。目下最大の敵である羽衣狐の彼女なりの信念。強すぎる母の情念とでも言うのでしょうか。それは恐ろしくも美しかったりします。かなり迷惑ではありますが。
本編がかなりきつい展開なので息抜きの意味もあるんでしょうか、今巻には番外編が2本といつもの描き下ろしが収録されています。ホッとしますよ。
そしてカバー裏の漫画は淡島と性転換ネタが好きな人にはたまらないお話に…!
ぬらりひょんの孫 21 (ジャンプコミックス)
山ン本五郎左衛門との戦い、決着!まあここからならこうなるだろうなあという流れで、驚きというものは特になし。鵺があのまま大人しいままでいるはずない、と思っていたら、案の定御門院家なる新勢力と共に今回の件でやはり裏で暗躍していたようで……。お約束の敵側の裏切り者も最後に露呈、仁義ってものが妖怪の世界ですらないも同然とは何とも悲しいですなあ。
リクオの母親、若菜が遂に表立って今巻で活躍。これまであまり、みんなの話題になることもなかったですからねえ。先妻を亡くした二代目の心の隙間、それを埋めての結婚だったみたいでイケメンはやはり女性が放っておかないということなのでしょう。氷麗とカナの本妻争いやらもですが、女性は強いですよねホント――。
今回の件では竜二がかなり力をリクオにと貸してくれていて、口で何と言おうと妹ともども花開院家の人々は根はいい奴らなんだなあと再確認。このエピソードは清継など、妖怪と人間の良き関係がありうることを示唆するそんなエピソードでしたね。22巻も早く読みたいです。