フランケンシュタインの逆襲 [DVD]
死んだ犬を生き返らせる実験に成功したフランケンシュタインは次に死体をつなぎあわせ人造人間を作ろうとするのですが…。古い作品なので最近のホラー映画のように残酷で血が飛び散ったりすることもないですし蘇った怪物が人を殺すシーンも画面に映りません。怪物が包帯を取って顔を見せるところはなかなかいいんですがその後の暴れ方がちょっと地味です。だから物足りない人いると思いますが重厚なセットと美しい撮影がなかなかいいムードだしてると思います。スプラッター描写が少ない代わりにフランケンシュタインは人造人間用の脳を手に入れるため恩師の教授を家に招いて殺したり、妊娠したと言って結婚をせまる使用人の女を怪物に殺させたりかなり凶悪なのでホラー映画としてそんなに悪い作品ではないと思います。ただし怪物の最後があっけないのがちょっと物足りないです。
フランケンシュタインの逆襲 [DVD]
ハマープロダクションホラー映画第一弾記念するべき作品。B級映画と呼ばれていたが、実は一級品であります。アメリカは、プライドが高くユニバーサル映画のイギリス版リメークとして、コケ落としたが、真実は違うのである。 配給元のユニバーサル映画会社は当時TVブームで倒産寸前でした。が、この作品により、フランケンシュタイン及びドラキュラシリーズは、クリストファー・リー、ピーター・カッシングのコンビにより、大ヒット、ユニバーサル映画会社は蘇りました。オリジナル以上の恐怖を提供出来たのである。この作品は、人間の心の弱さ、高慢さを一体の人造人間という形で表現している。本質的に怖いのである。CGではなく、手作りの結晶です。一度は見る価値あり。
フランケンシュタイン 娘の復讐/死なない頭脳 [DVD]
「フランケンシュタイン 娘の復讐」
死体を掘り返しては日々、人造人間の開発に挑むフランケンシュタイン男爵。
完成間近に医大を卒業した娘が戻って来て、狂気の父娘によって人造人間が
完成するのだが・・・。71年イタリア映画。マッド・ドクター物には、大きく
三つに分けると、ひとつは現状の医学レベルには満足できず、さらに高めよう
とするチャレンジャー型、次に愛する者を救うため心を鬼にした人情型、最後
はなんでもいいから人体実験したがるサディスト型がありますが、本作に当て
はまるのがチャレンジャー型です。この作品の面白い所は、娘が関わってくる
事でマッド・ドクター映画定番の「フランケンシュタイン」からの脱却に成功
しており、娘役のロザルバ・ネリの妖艶さも、本作には合っていると思います
。助手がクラクラくるのも分かります(笑)。日本未公開作品らしい。一味違
うプロットが印象的でした。これ以上書くとネタばれしそうなので。★4個。
「死なない頭脳」
自動車事故で首だけになってしまったフィアンセを、特殊な血清を使って生存
させる事に成功した外科医のビルは、胴体を捜しに街に出るが・・・ 62年
アメリカ映画。本作は人情型ですね。「何で首だけになってしまった時点でフ
ィアンセは死なないの?」等、つっこんだらきりが無い位、ツッコミ所満載の
映画でした。TVタイトルは「美しき生首の禍」。レトロムービーで発売中の
同タイトル作品と同じっぽい。そこそこ楽しめました。★3個。
フランケンシュタイン 死美人の復讐 [DVD]
戦後の怪奇映画の旗手だったイギリスはハマープロの代表シリーズはクリストファー・リー主演のドラキュラシリーズ、そしてピーター・カッシング主演のフランケンシュタインシリーズだった。
この「フランケンシュタイン死美人の復讐」はフランケンシュタインシリーズの第4作目で、怪物が登場しない異色作としてもファンの間で人気の高い作品である。
ハマーのフランケンシュタインシリーズは怪物の存在よりも、生命創造に執念で挑むフランケンシュタイン男爵(ピーター・カッシング)の人物像に重きを置いており、それがピーター・カッシングの格調高い演技と相まって大きな魅力を作り上げている。この作品はそんなハマープロ・フランケンシュタインシリーズの魅力が最大限に生かされたもので、フランケンシュタイン男爵の蘇生実験と、それにまつわる死から蘇った悲しい美女の復讐物語である。
死美人クリスティーナ(スーザン・デンバーグ)の美しさもこの映画の魅力の一つ。
ジェームズ・バーナード作曲の主題曲”クリスティーナのテーマ”はハマーホラー音楽の名曲の一つ。
ミレニアムゴジラベスト/伊福部昭 東宝特撮映画傑作集
サウンドトラック集はBGMには向きませんが、これは
伊福部先生指揮のオリジナル・サントラを上手く繋げて、
まるで自作自演の『SF交響ファンタジー』のようです。
しかも『SF交響ファンタジー』より重厚で力強い演奏。
何度も聞いた好きな曲は、たとえオリジナル歌手の高音質
新録音でも違和感を感じる私としては、理想的な1枚です。