マスターピース ロールアウト MSZ-006 ゼータ・ガンダム
とにかく眼福です!解像度を上げたディティール、シャープなエッジ、開発背景・納品状況を踏まえたコーション等、ツボ押さえすぎの作品群とそれを明確に伝える本の構成はすばらしいと思います。30代以上の熱いパトス溢れる模型誌読んで育った方、最近の枯れた模型誌に不満のある方に是非お勧めです!小松原博之氏はプロデューサーとしてもあさの氏超えた?
機動戦士ガンダムSEED DESTINY ORIGINAL SOUNDTRACK III
今回のサントラは上出来だと思う。お金に余裕があるんならレンタルせずに購入しても損はしません。
特に1~18前半部に集中している戦闘シーンの曲はかなりお奨めです。
うろ覚えですが例えば
3.デスティニー初出撃、アスラン撃破シーン
8.ステラ、デストロイで暴走時のシーン
9.アウル戦闘シーン、アウル撃破シーン
17.ステラ撃破シーン
などです。また一部の曲にはコーラスが入っていたりと、佐橋氏の力の入れ具合が伺えます。
とにかく個人的には買っても損はしないと思うので、よかったらどうぞ
MG 1/100 ZGMF-X19A インフィニットジャスティスガンダム (機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
待ちに待ったインフィニットジャスティスのMG化。1/100のプロポーションも悪くなかったですが、SEED系MGは相変わらずスタイルが素晴らしいです。並べるとどうしても1/100が情けなく見えますw ストフリと同じフレーム使う予定だったのを急遽切り替えてオリジナルのフレームを作ったという話を見ましたが、それだけの価値があったと思います。
色分けもライフルや胸部の緑部分などまでしっかりされています。さすがにフロントアーマー部の小さい排気口内の緑まではされてなかったですが、まぁほとんど目立ちません。股間部分の大きいダクト部は緑も色分けされてるのでご安心。
どうせ今回もエクストラVer.出して儲けるんだろ、というレビューもいくつか見ましたがその方達はあてが外れましたねぇ(笑 まぁ出たら出たでいいですが。
それでもメッキありなMGストフリとMGデスティニーと並べると見劣りするかなと思い、手や関節の一部をメッキシルバーのマーカーで塗ってみました。なかなかかっこいい。サイズは1/100と比べると一回り大きいです。プラス3cmくらいでしょうか。
・蹴り
蹴りのポーズもきまるように可動域が拡大されていたのは嬉しい限りですが、思ったよりかっこよくきまらない(苦笑 やはり原作の作画のようにかっこよく蹴りポーズを決めるのは厳しいです。インパルスの腕を蹴り飛ばした時などの蹴りポーズをさせたかったのですが…今作画を見返しても3Dであれをやるは永遠の課題になりそうですwサイドアーマーはスライド機構のおかげで全く干渉しないですが、フロントアーマーが干渉して邪魔なせいですかね、かっこいい蹴りが難しいのは。せっかくここまでやったのだからフロントアーマーの可動も考えてほしかった、、というのは贅沢でしょうか。今独自になんとか最高にかっこいい蹴りポーズができないかと模索中。
・ファトゥム
ビーム砲が1/100と比べて細くなってたのはよかったです。1/100のはでかすぎてかっこわるかったので…でもちょっと保持力が弱いのでもうちょっと保持力を強くして欲しかった。全体的に1/100よりもディテールが追加されててかっこいいです。デカールを貼ると尚かっこいい。個人的意見ですが右翼のデカールは筆記体の∞Justisよりも単純に横にでっかく無機質な字体で『ZGMF-X19A』がよかったです。そっちの方がイメージにあう気が。ストフリの時から思ってましたが筆記体のデカールいらんと思うのは自分だけでしょうか。兵器っぽさというか、機械っぽさが失われてしまうように思います。ブロック体とかがいいですね。
・ビームキャリーシールド
ちょっと腕との接続部が不安定です。1/100と比べて小型化されていて、丁度いい大きさになってます。シールを貼った後一番かっこよくなったのはこのシールド。こういうシール配置大好きです。
可動は相変わらずの素晴らしさですし(蹴りの部分でむしろ拡大してますね)、プロポーションも文句なし。これは買いのキットだと思います。武装が多いのでポーズの幅にも困らないんじゃないでしょうか。
一応注意点としては、足を動かそうとする際、十分に気をつけて動かす必要がありそうです。かっこいい蹴りを決めたいばかりに機構を無視した可動をしようとするとポッキリいきかねません。
機動戦士ガンダムSEED DESTINY~GENERATION of C.E.~
今までのSEEDのゲームの中で一番出来のよい作品ではないでしょうか。このゲームの利点としてある条件を満たすと敵キャラクターも操作できるというところだと思います。ストーリーを知らないと分からないと思うときが所々にあるように感じたり、出撃数が少ないのが欠点だと思います。後は私は非常によかったと思います。デスティニーファンよりSEED、アストレイ、MSVファンの方が楽しめるように感じます。C.E.73よりもC.E.71の方が長いしSEED、アストレイ、MSVが入り乱れていて大変よかったです。
RG 1/144 FX550 スカイグラスパー ランチャー/ソードパック (機動戦士ガンダムSEED)
HG・Ex→RGの流れを、10年間の大きな進歩を感じられる傑作キットです。
Exモデル当時は白1色だったスカイグラスパーが、まさか同スケールでより精密なディテールが施され、かつ完璧に色分けされギミックも増えて販売されるとは!
同様に単色成型だったソード・ランチャーストライカーも凄まじい色分けとギミック。
ランチャーの肩部ウイングが折りたためたり、取り外すことなく回転させるだけでソードの刃と峰の向きを変えられたりするのは感動すら覚えます。
「HGとコレクションを使って組み換え遊びのできるストライクを作ろう!」
と改造に挑戦し、挫折した私にとって、このRGがどれだけ救いになったかは文章で表現しきれるものではありません。
こんなに親切なバンダイさんは初めて見ました。
キットはPS・ABS使用のポリレスなので、遊びすぎると各所の関節部分がゆるくなってしまいそうです。
1/144というスケール上の制約もあるのでここは仕方ないでしょう。
とはいえよく考えられたパーツ構成で、磨耗しやすい「ABS-ABS」でかみ合う場所も少なくする工夫がされていると感じました。
対策としてはよく知られていますが、ゆるくなった部分には瞬着をつけて太らせたり、目立たないようにビニールを挟み込むなどすると堅さを取り戻せます。
MGで気になっていた「アグニが大きすぎる」「アンカーシールドがペラペラ」といったバランスの問題も解消され、見事にまとまっていると思います。
また、保持力に不安のあった可動指に代わる「固定持ち手」や、ストライカーを飾っておけるディスプレイパーツまで付属しているのは大変嬉しい配慮ですね。
グラスパーは、キャノピーの開閉やビーム砲の可動まで再現されています。
ライフル・シールド懸架用ジョイントもあるのでエール装備もバッチリです。
重箱の隅ですが、設定等について気になる部分。
アグニ後端およびソードパックのバッテリー形状が違うのは、デザイナーが違うのか解釈を変えたのか。設定上は同一規格のはずなので、ここはちょっと統一して欲しかったかも。
シュベルトゲベールは、グラスパー装着時に柄とナックルガードの間に翼を挟む形になるので、カガリの「戦艦斬り」が完全には再現できません。一度取り外す必要があるかと。
15歳以上が対象というだけあって小さいパーツが多く時間がかかり、万人にオススメできるキットではありませんが
ストライクファンの方々には是非手に取って頂きたいです。
追記です。
キットの固定持ち手に対してビームライフルのピンが太く、持たせることが出来ませんでした。
ピンを削って細くするか穴を広げなければなりませんが難しいと思いますので、いっそビームライフルはピンを接着・固定して可動指の手に持たせるのが楽です。
逆にソード・ランチャーのピンは可動指に対して細すぎるためスカスカになってしまいます。
固定持ち手はソード・ランチャー用、可動指はエール用と割り切って使いましょう。
また成型色も異なります。(ストライク本体の手は暗灰色・固定持ち手は黒)