キラークエスチョン (光文社新書)
著者の山田玲司さんは
『Bバージン』や『ゼブラーマン』などを描いた漫画家です。
著者が漫画のインタビュー取材を続けていく中で確信した
「何を話すか」ではなく「何を聞くか」(p5)
ということに重点をおいた本です。
相手に気持ちよく話をしてもらう質問、
相手の本音を引き出す質問、
それが「キラークエスチョン」です。
代表的な26のキラークエスチョンを中心にどのように質問をし、
話を広げていくべきかを解説しています。
(例えば「これは、読んでおけ、と言える本を教えてください」など)
合間にいくつかある会話に関してのコラムもなかなか興味深く、
コラムの中で触れている会話の基本・応用について
もっと体系的にまとめて出版されれば読んでみたいと思えるものでした。
キラークエスチョン1つにつき1ページ使ったりしているので、
文章の量、ページ数はとても少ないです。
ですが、
あっさり読める割に内容は詰まっている印象でした。
もっと詳しく、
もっと分量があれば良かったかなとは思いますが、
個人的には好きな本でした。
うまく使いこなせるかはわかりませんが、
少しずつでも実践していきたいです。
新・絶望に効く薬
オリジナルの絶望に効くクスリは好きでしたが、
今回の「新〜」は結構内容が変わりましたね。
どちらかというと賛否両論の「否」が多くなるかも、、、
先ず本の前半分はマンガで、後半分は文章。
単純にコミックスなのか新書なのかよくわからない本だなと、、、。
それは出版社などの色々な事情があるから仕方無いと思いますけどね。
「あとがき」はちょっと出演者の方々に失礼な感じもしましたね。
本自体の評価は☆3つ位ですが、出演者の方々の話は良いので☆4つとさせていただきます。
絶望に効くクスリ ONE ON ONE 15 (ヤングサンデーコミックススペシャル)
ゼツヤクは、気になる人が出ていたら買うと言った感じで
全巻持っているわけではなく、半分程度持っています。
最終巻は個人的には「保留」にしていたのですが・・・
買ってみて正解でした。
ボリュームがすごいですが、サイズが読みやすくなっています。
取り上げられている人たちで知らなかった人たちも、みんなすごい人たちで
これから調べたり本を読んだりしたいと思いました。
ゼツヤクの総括など、著者の意見が最後に載っていて、
今までゼツヤクを読んだことがある人なら、読んでみて損はないと思いました。
1500円分の値打ちはあります!
非属の才能 (光文社新書)
『非属の才能』。とても魅力的なタイトルで、読んでみたのです。
内容はとても面白いものですし、本質的に的をついていると思います。
取り上げている例、例えば引きこもりについての意見については、反論もあるのでしょうけれど、一理あるという視点を持ちたいと思います。むしろ、その視点を大切に考えたいのです。
つまり反論があるとすれば、表現方法であり、この本で言いたいテーマ、訴えたい事に限って言うと、賛成派です。
群れていると自分を見失うことは、本当だと思います。
ありきたりな人にならぬよう、自分が納得できる生き方ができるよう。