寿戦記 (クリムゾンコミックス)
タイトルを読んで
「いったい何の話かな?」
と思ったら、これ実は楠桂(大橋真弓)本人の結婚から出産までのエッセイ・コミック。
旦那さんとの出会いから始まり、結納、結婚式、新婚旅行、入籍、妊娠、流産……と経て第一子出産!
この話、何がすごいって彼女の実の母親の存在。
とにかく反対、何でも反対!
これが名古屋の流儀か、いや大橋家だからなのか!
双子の姉・大橋薫のおもしろエピソードもあり。
子供の病気も克服し(よかったね)、第一線で活躍する楠桂の舞台裏です。
不育症戦記 生きた赤ちゃん抱けるまで (創美社コミックス)
日々、暮らしていると、自分の命がどうやって誕生し、そして大人になるまで育ててもらったことに思いが行かない。
また、新たな生命が誕生することが、「やることやれば、自然とできてしまう」とは限らず、不妊の人もいれば、身ごもっても不育症によって「生きた赤ちゃんを産めない」という残酷な運命もあるのだ。
体内で死亡した場合のその後など、男性はなかなか考えないだろう。
胎児は消えて無くなるわけではないし、母胎はすぐに元に戻るわけではない。
あかちゃんが死んでしまったという悲しい事実を、否応なく体感しなくてはならないのは本当に辛いことだろう。
このテーマを軽妙なタッチで描ききった本作はすばらしい。
もちろん、レビューの評価が分かれるように、また、本作の中でも、同じ不育症や流産経験者であっても、「元気なあかちゃんを産みたい」という願望を除けば、必ずしも思いは一つではない。そうした複雑な心の綾も描かれている。
それが不愉快と感じる読者もいるかも知れないが、そうした現実を描いたことがすばらしいと思う。
私は、この本を男性にこそ勧めたいですね。
メメント・モリな話ですよ。
ホラーのおすすめ ~THE ラスト ホラーマンガ家~ (WINGS COMICS)
2巻が発売されてから7年。
「もう、3巻の発売は無いのだろうなぁ」と、あきらめていただけに、この奇跡的な新刊発行は、もう、それだけで★5です(笑)
私見ですが、楠桂さんの描くギャグは、ちゃんとフリとオチがあっていいですね。
シリーズ全体を通して「ホラーのおすすめ」は、ツボを突かれまくりました。
(「暴力的な露出度」とか)
ここ十数年、シュールなギャグ漫画がハバをきかせてますが、
自分は、ああ言うの、勢いの誤魔化しで、何が面白いのかサッパリ解らないので、
これからも、是非頑張ってもらいたい次第です。
って、レビューより、ファンレターだな。こりゃ(汗)
TIGER&BUNNY(タイガー&バニー) 3 (初回限定版) [Blu-ray]
3巻は全体的にバーナビーの過去に何があったのか分かり始める話。
ヒーローは5話にスカイハイ、6,7話はファイヤーエンブレムが活躍する回が入っている。
新しいヒーロー?も出てくるので、4巻が気になる展開で終わります!
このアニメは昔ながらの「熱血」や「王道」を売りにしたアニメだと思う。
普段アニメを見慣れてなくても、すんなり考えずに見られるのは楽しい。緻密な設定はウリじゃないだろうしね。
ものは言いようだけど。
崖っぷちのベテランは「仕事が出来る」とイコールではない。
正義感があり人情味あふれる、でもそれが空回りする、娘溺愛の虎徹。
扱いにくい新人は「エリート意識高過ぎな現場に不慣れな者」でもない。
新人ヒーローだがそれなりに頭がきれる、けど自分の目的の為余裕がない、本当は普通の青年バーナビー。
テロ対策杜撰、設定が甘い…なんてことはこのアニメには関係ない。なにかと設定が気になるのなら、エヴァとかナデシコをお勧めします。T&Bより女性比率が高いしかわいいし(笑)
まず気になった方はバンダイチャンネルで1話と最新放送分は無料、それ以外は有料で見られますので試しに見てみてはいかがでしょうか?
首都圏女子高制服図鑑
イラストレーターの顔ぶれからしてもう分かりやすい。これはファンロード読者(ローディスト)のためのイラスト集です。
出版社がグライドメディアに変わってタイトルも「投稿道F」に変わって、復活を来するも三号でまた休刊の憂き目にあったファンロード(FR)。再度の復活を待ち望んでいる方々はチェックしておくべきでしょう。あと、昔FR読者だった、という方々も。
ローディスト作家たちによるオリジナルイラスト集、ってのは昔ラポート時代に出ていた「コミック・イラストロジー」を思い出させますね。