地震・地すべり・大崩落―立山カルデラ物語
地元・富山県の書店の店頭で見かけた本著。タイトルに釘付けになった。
>地震。地すべり。大崩落。
衝撃的なインパクトがあった。すぐに手に取り購入した。
読み進むにつれ夢中になっていった。
立山カルデラの物語。猛威を振るう大自然との闘いと共存。
観光客でにぎわうあの立山の山腹に、恐るべき自然災害と苦闘する人々がいる。
長い砂防の歴史は、世界屈指の技術と成果を生み出したという。
>「絶対安全なんてことはないがやぜ」
砂防・防災の歴史は本著のこの一言に集約されていた。
いま、災害が無いと云われる富山平野に棲むひとりとして、
知らなくてはならないことだと肝に銘じた
そして今まで知らなかったことの多さに改めて自らを恥じた
富山県人の全てはこの本著を手に取るべきだと思う。