舞姫恋風伝―花片小話 (ルルル文庫)
妓女あがりのお后・愛鈴と、品行方正な帝・慧俊の
ラブラブ夫婦のお話です。
シリーズ最後の今回は、短編集です。
短いお話が八話も入っています。
愛鈴の親友・佳葉ちゃんと慈雲の結婚式のお話、
愛鈴の侍女・香泉と監察御史・月真の恋のお話、
宮妓・明艶が語る、愛鈴が后となった直後の教坊のお話、
慧俊の弟とその侍女・蓮珠が、互いに特別な存在になった時のお話、
愛鈴の弟・修安のその後のお話、
佳葉ちゃんと慈雲さんのお休みの日のお話。
そして最初と最後のお話は、主人公二人の、あまいお話です。
愛鈴たちのお話もほのぼのあまあまで楽しかったですが
佳葉ちゃんと慈雲さんのカップルも好きなので、
ふたりのらぶらぶなお話があってうれしかったです♪
佳葉ちゃんが、いがいに弱気だったのでびっくり。
でもやっぱりらぶらぶです。
香泉と月真のお話も、月真の過去のお話とからめられて
読みごたえのある、素敵なお話でした。
修安のお話は。。。この中で、ちょっと沈んだトーンです。
ただ、あの乱での修安の罰は軽すぎて、
違和感があったので納得、でもありました。
ともあれ、これでラストです。
脇カップルたちのお話が素敵な、満足の一冊でした。
きっと彼らはみんな、これからも努力して
幸せに暮らすんだろうな、と感じるような。
幸せな気分になれるお話でした。
神無の恋風邪-湯屋のお助け人(5) (双葉文庫)
「湯屋のお助け人」シリーズの第5弾。
とても自然なストーリー展開が好ましい時代小説シリーズだ。剣を振るっての闘いのシーンがいま一つだが、江戸の市井をよく書き込んでいる。湯屋の子供たちをめぐる描写が微笑ましい。勢いを失った佐伯作品よりも、こちらの方が買いだ。
許婚の敵討ち、捕り物帳、そして新しい恋と、いくつもの糸が織りなす綾はどうなるのか。次回作にも期待したい。
うたのそばに a song is on your side
様々な形で音楽の可能性を追求する吉森信さんのイメージが音として昇華された希有な作品。先日青森でトリオでの驚異的な演奏を聴かせていただきました。新作を心待ちにしています。
舞姫恋風伝―花街の迷走 (ルルル文庫)
農民出身で、妓女として売られてきたお后・愛鈴と
品行方正なため、ダメ貴族の恨みを買っている帝・慧俊の
ラブラブ夫婦のお話です。
あいかわらずラブラブの二人ですが、
いまだ子どもに恵まれない為、愛鈴のもとには
娘を第二妃にしようと目論む貴族たちが嫌味を言いにやってきています。
ちょっと気重になりながらも、
慧俊のそばにいられるなら平気、とがんばる愛鈴に、
貴族たちの罠が仕掛けられます。
波乱はあるものの、このシリーズは結構のんき。
愛鈴と慧俊ががっちり愛し合っていることと
愛鈴には佳葉、慧俊にも慈雲を筆頭に、心から頼れる人がいるからかも。
今回で本編は完結ですが、番外編が出るようです♪
月の軌道
私はテニプリファンで大石が好きだったので買ったのですが、(このように言っては失礼ですが)本当に予想以上にすばらしいです。
本当にどの曲もすばらしいです。大石のアルバムと言うよりも近藤さんのアルバムのような気がします。全体的に優しい感じなのですが、その中にも強さが感じられました。
流石「世界のTK」!
このアルバムはオススメです!絶対満足しますよ!