消えた恋(DVD付)
とりあえずDVDはとてもいい! 演奏がタイトで聞きごたえあり。
田中さんが目をつぶり気味で歌うのが、女の子のファンなんか必見ではなかろうか?
ライブでもしっかり聞かせるMAMALAID RAGの実力は確かだと、改めて思った。
肝心の新曲、正直Aメロなどは違和感がある。歌詞とメロがうまくのっていないような気がする。
今までとは違うアプローチをしていて、ベースが黒っぽくてかっこいい。
そう、ロックというよりブラック、と言うとしっくりくるかな。
しかし不思議なもので、ついつい何度も聞いてしまう。
これがMAMALAID RAGの魅力なのかな?
曲をリリースする度に、洗練されていくMAMALAID RAG。
あまり洗練され過ぎて、つまらない音になりませんように。
ま、それも杞憂に終わるとは思いますが。
LIVING
音だけを聴いていると、それはそれは幸福感あふれるアルバム。晴れた休日にお出かけすると、どこからともなく焼きたてのベーグルの香りがして、かわいい彼女とウィンドウショッピングしたり、風の吹き抜ける公園を散歩する、そんな感じ。だが、歌詞をちゃんと読むとそれはもう戻らない切ない恋のお話だったりする。戻らない恋の思い出は美しいものだものね。
透明感のある声と都会的なサウンドで、聴いてるこちらは、切なく美しい恋の記憶があるなしにかかわらず(笑)幸福感で満たされる、そんなアルバム。
きみの瞳の中に
携帯のCMソングを聴いて心に響いたので、買いました。
CMではサビの少しの部分しか聴けなかったから、実際に全部聴いて見て
やっぱり買って良かったと思いました。
しかも、「きみの瞳の中に」だけでなく、他の曲が良かった。
ママラグのファンになりつつある…。
今でも♪でも きみの瞳の中に~♪のメロディが頭から離れません。
MAMALAID RAG
他のミュージシャンと比べる必要のない、クオリティを持っている作品群は、ビートルズに遠くないほどに洗練されている。ポール・マッカートニーや、モーツァルトのような突き抜けるメロディ、ビーチボーイズやバッハのような澄んだ和音、ザ・バンドのような躍動するドライヴこそないが、ショパンのような詩性を帯びたメロディセンスはせせらぎのようで、心安らぐ。特にこのアルバムに入っている「夜汽車」は素晴らしい。
他には、「街灯」など、詩、メロディともに、淡く清い心の風景を歌った作品がある。
軽快なドライヴの「春雨道中」や「目抜き通り」もオススメ。
是非バンドスコアを出版してほしいと思う。